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東京演劇大学連盟のWEBサイトにようこそ

2023年度より、代表理事と連盟事務局のバトンを多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科が受け取りました。代表理事を加納豊美、事務局長を土屋康範が務めます。

ここに、加納豊美よりご挨拶を申し上げます。

 初代代表理事(2012~2015)は福島勝則先生(多摩美術大学)。2代目は(2016~2020)太宰久夫先生(玉川大学)、3代目は(2021~2022)藤崎周平先生(日本大学)です。事務局は設立以来2020年度までは、玉川大学の多和田真太良先生が、続いて、2022年度までは奥山緑先生(日本大学)がご担当されました。

初代代表理事の福島先生は私の恩師でもあり、立ち上げ準備の時期から伴走させていただきました。

 5つの大学がリーグを組むことは、画期的な出来事でした。2012年に成立した<劇場、音楽堂等の活性化に関する法律>の13条には、「国及び地方公共団体は、制作者、技術者、経営者、実演家その他の劇場、音楽堂等の事業を行うために必要な専門的能力を有する者を養成し、及び確保するとともに、劇場、音楽堂等の職員の資質の向上を図るため、劇場、音楽堂等と大学等との連携及び協力の促進、研修の実施その他の必要な施策を講ずるものとする。」とあります。この中の「大学等との連携及び協力の促進、研修の実施その他の必要な施策を講ずるものとする。」の一文が、連盟創立の追い風になりました。東京芸術劇場から多大な協力やアドヴァイスをいただくことができました。

 『F/T 』(フェスティバルトーキョー)の一環として 『演劇/大学』のプログラムが2012年までありました。複数大学による連続上演プログラムは、注目を集めました。この機運を新たな形で繋ごうという風も吹いたのでした。5美大展に代表されるような、美術教育の大学リーグを、上演芸術の分野でもつくろうよ!という初代代表理事の福島先生のメッセージが、5大学を繋ぐきっかけとなりました。東京芸術劇場の会議室で、設立検討の会を重ねに重ねました。インターカレッジの会議は、それはそれは熱いものでした。5大学の教員が同じテーブルについたのです。繰り返しますが、これは画期的なことです。それぞれの差異と共有項がくきっりすることで、相互尊重の豊かな土壌ができ、今日に至ります。共同制作公演、共同研究を積み重ねてまいりました。新たなプログラムとして、合同ワークショップや、相互鑑賞プログラムを展開し始めました。インターカレッジの活動は教員・学生の交流の確かな場として機能しています。交流によって常に新たな“問い”が生まれます。単一な回答を求めず、問いを生み、それに向かい合い続けることが肝要です。仲間がいるからこそ、それができる。

 東京演劇大学連盟の活動に、是非ともご関心くださいませ。          

東京演劇大学連盟 4代目 代表理事 加納豊美(多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科教授)

連盟理事からのメッセージ

 演大連の企画で出会った学生同士がお互いの公演を見合ったり、時には一緒に公演を打ったり、さらに盛り上がってカンパニーを立ち上げたりすることもあります。加盟5大学のカラーが違うからこそ、そこで育った学生たちの間に生まれる化学反応が面白いんです。そこに大きな可能性があると感じています。演大連をきっかけに起こった小さな表現活動の渦たちが、やがて旋風となって演劇界に新しい風を起こす日が来ることを願ってやみません。

3代目事務局長 土屋康範(多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科教授)

 小学生の頃、遠い四国新浜の小学生と文通したことがあります。それは、緊張感と開放感が混ざり合った、ちょっぴりスリリングな交流でした。演大連の学生たちを見ていたら、ちょっとそのことを思い出しました。他大学の人に恥ずかしいところは見せられないけれど、何故かのびのびできちゃったりもするよ、的な。若者は隣村の人と交流することが、とても大事なんじゃないかと思います。そしてそれは教員にとってもおんなじであると感じています。

木佐貫邦子(桜美林大学 芸術文化学群 演劇・ダンス専修教授)

 東京演劇大学連盟は、加盟する5つの大学が各校のさまざまな特色・強みを持ち寄り共有する場です。学生たちにとっては、自身の所属する大学では知り得ない新たな学びを得て視野を広める場となっています。さらには、参加をすることによってかけがえのない知己、あるいは将来的にともに作品を創ることになる友人を得ることになるかもしれません。
 本学は、50年以上にわたってプロの俳優の育成に注力し、舞台や映像で活躍する人材を輩出しています。また、ATEC、APB、WTEA、ITIの加盟校として、アジアと世界で演劇を学ぶ学生との交流も行っています。私たちはこのような強みを生かして、今後も連盟に貢献いたします。

ペーター・ゲスナー(桐朋学園短期大学演劇専攻科 教授)

 東京は世界で最も数多くの劇場が所在する都市と言われています。様々な舞台作品に接する機会に恵まれた東京で、アカデミックな知識を得るとともに、実践的なスキルを学ぶことができるのが東京演劇大学連盟に加盟している大学です。
 それぞれの大学はカリキュラムや個性もそれぞれ異なりますが、それらを理解した上で連携協力し、「演大連」としての共同研究や学生のためのプログラムを展開しています。
 あなたの学びたいこと、あなたの個性に合った大学が、きっとこの5つの大学から見つかるはずです。

ヲザキ浩実(玉川大学 演劇舞踊学科教授)

 演劇を勉強しようかなとお考え中の高校生の皆さんに一言宣伝させて下さい。演劇を勉強するなら、ぜひ東京演劇大学連盟のある東京へ。プロがたくさん集まる東京で実際に自分たちで芝居を作る、学割で芝居を観る、劇場でインターンやアルバイトをしながらプロの現場につく、共同プログラムで他大の学生と一緒にワークショップに参加する、お互いの芝居を見あって感想を言い合う…こんな機会を用意しているのが東京演劇大学連盟です。

奥山緑(日本大学芸術学部演劇学科教授)

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